吹田の司法書士のつぶやき
出会い系サイト被害の事件を処理することとなった（但し、サブ的にですが。）ので、消費者法ニュースの決済代行業者に関する該当記事を仕事の合間に読んでみました。
出会い系サイトの被害事例は、サイト業者は「メールを行うためのポイント購入」と称し、決済代行業者を通じてクレジット会社から間接的に消費者取引の対価である金銭の交付を受けています。クレジットカード以外のコンビニ決済や電子マネーの決済手段にも決済代行業者が介在してます。
そもそも、決済代行業者とは何ぞや？という疑問が素直に湧きます。
決済代行業者とは、自らは直接クレジット会社の加盟店とはなれない事業者からの依頼を受け、それらの事業者がクレジット会社と直接加盟店契約を結ぶことなくして、クレジット会社と加盟店契約を締結した場合と同様に、クレジットカードによる決済を可能にする会社らしい。
法律とは関係なく、なんとも怪しい。そもそもクレジット会社の加盟店となれないのに消費者取引の対価をクレジット決済できるという状況が何とも奇妙です。
しかも現状においては、何ら規制もないらしい。包括クレジットにおける決済代行業者には、割賦販売法上の加盟店調査義務はなく、資金決済法の規制対象からも外れているらしい。
これだと、そりゃ、悪さの温床になりますわな。
今後は規制する方向で動いてるらしいですが、どうなることやら。
さらなる勉強も必要ですが、とりあえず出たとこ勝負で頑張ってみますか。
